「AIやChatGPTってよく聞くけど、何から始めたらいいの?」 「いざ使ってみても、いまいち良い答えが返ってこない…」
前回はAIが「あなたの最強の学習パートナー」になる、というお話をしました。今回はそのパートナーと上手に会話するための「魔法の言葉」、つまりプロンプトをご紹介します。
プロンプトとは、簡単に言えば「AIへのお願いの仕方」のこと。このお願いが上手になるだけで、AIはあなたの想像をはるかに超える優秀なアシスタントになります。
今回は、初心者の方でもコピペしてすぐに使える、学習効率が劇的にアップする10個のプロンプトを厳選しました。さあ、AI学習の第一歩を一緒に踏み出しましょう!
1. 難しい専門用語を「小学生にも分かるように」解説してもらう
専門書やニュースに出てくる難しい言葉。そのままにしていませんか?そんな時はAIに翻訳をお願いしましょう。本ブログの内容も、難しいところがあればAIに補足してもらいつつ読み進めていただけたら嬉しいです。
【プロンプト】
「[専門用語]」について、小学生にも分かるように、身近な例を使って説明してください。
(例)「API」について、小学生にも分かるように、身近な例を使って説明してください。
こう質問すれば、AIは「アプリがほかのサービスに“〇〇して!”と上手にお願いするための、あいさつのしかた(おやくそく)のことだよ。」といった具合に、誰にでも理解できる言葉で教えてくれます。
2. 長い文章を「3つのポイントで」要約してもらう
時間がない中で大量の情報をインプットしたい時、AIは最高の要約アシスタントになります。
【プロンプト】
以下の文章を、最も重要な3つのポイントにまとめて箇条書きで教えてください。
(ここに要約したい文章を貼り付け)
Web記事や仕事の資料など、どんな長文でも一瞬で要点を掴むことができます。
3. アイデアが欲しい時に「壁打ち相手」になってもらう
レポートのテーマや企画のアイデアが浮かばない…。そんな時はAIにブレインストーミングを手伝ってもらいましょう。「他には?」と聞くと追加でアイデアを出してくれるので活用してみてください。
【プロンプト】
「[テーマ]」に関するブログ記事のアイデアを10個、面白い切り口で提案してください。
AIの意外な視点が、あなたの創造性を刺激してくれるはずです。
4. 知識が定着したか「クイズ」を出してもらう
学んだ内容を本当に理解できたか、テストしてみたい。そんな時はAIがあなただけの問題集を作ってくれます。「解答と解説は私が答えた後にして」などと指定しておけばAIはあなたが考えている間待っていてくれます。
【プロンプト】
「[学習した内容]」について、私の理解度を測るためのクイズを5問作成してください。解答と簡単な解説もお願いします。
5. 文章作成の「骨組み」を作ってもらう
レポートやブログなど、何から書き始めればいいか分からない時に。AIに構成案を作ってもらうと、驚くほどスムーズに書き進められます。ざっくり目次を考えてもらうだけでもイメージがわきますよね。
【プロンプト】
「[書きたいテーマ]」というタイトルでブログ記事を作成します。読者が読みやすいように、魅力的な構成案(目次)を提案してください。
6. 英語学習の「会話パートナー」になってもらう
英会話を練習したいけど、相手がいない。そんな時はAIがリアルな会話相手になってくれます。音声入力機能が大活躍します!
【プロンプト】
あなたはフレンドリーな英会話の先生です。これからカフェで注文する設定で、私と自然な英会話の練習をしてください。私が間違えたら優しく指摘してください。
7. 複雑な関係性を「身近なもの」に例えてもらう
歴史上の人物関係や、複雑なシステムなど、全体像が掴みにくいものは「例え話」で理解を深めましょう。自分の得意な分野に例えてもらうと理解が簡単になります。
【プロンプト】
「[複雑なテーマ]」の全体像を、日本の戦国時代の人間関係に例えて説明してください。
8. 2つの事柄を「比較・検討」してもらう
就職先のA社とB社、どっちが良いんだろう?そんな悩みもAIに相談すれば、客観的な視点で情報を整理してくれます。表形式で出力させると結果が見やすくなります。比較観点も最初はAIにお任せで大丈夫です。
【プロンプト】
「[A]」と「[B]」のメリット・デメリットを、[比較したい観点]の視点から比較して、分かりやすく表形式でまとめてください。
9. あなただけの「学習計画」を立ててもらう
「3ヶ月でTOEIC800点を取りたい!」といった目標があるなら、AIに具体的な計画を立ててもらいましょう。ざっくり「○○したい」とだけ入力することから始めたとしても、対話していく中で自然に深堀りできると思います。
【プロンプト】
私は[あなたの現状]です。3ヶ月後に[目標]を達成したいです。そのために、無理なく続けられる1週間単位の学習計画を具体的に作成してください。
10. 物事の「メリット・デメリット」を教えてもらう
新しいことを始めるか迷った時、客観的な意見が欲しいですよね。AIに賛成・反対両方の立場から意見を出してもらいましょう。特にAIはあなたの発言を全肯定しがちなので、意識的にデメリットや、想定される反対意見、注意点などを聞くようにするのも重要なテクニックです。
【プロンプト】
「[検討していること]」について、メリットとデメリットをそれぞれ5つずつ挙げてください。
いかがでしたか? これらはほんの一例です。大切なのは、AIを「検索エンジン」ではなく「対話できるパートナー」として捉え、具体的に、役割を与えてお願いすることです。
ぜひ今日から、この中のどれか一つでも試してみてください。きっと、あなたの学びの世界が大きく広がるはずです。
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